尚古集成館

尚古集成館

現在、島津家800年の歴史や文化を紹介する博物館「尚古集成館」本館として使用されている建物は、慶応元年(1865)に竣工した、現存する日本最古の石造洋式機械工場「旧集成館機械工場」です。
国の重要文化財であり、仙巌園の一部とともに世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「旧集成館」を代表する建築物です。尚古集成館の展示は、海の道を通って伝えられた技術や知識を生かして、大きく花開いた島津家の歴史を物語っています。大砲、琉球船模型、薩摩焼、薩摩切子、輸入機械、映像などの多彩な展示物が島津家の歴史や文化を伝えています。ここでは、薩摩の歴史を知り、近代化に向けて「強く豊かな国づくり」を目指した先人たちの努力や先進性を実感することができるでしょう。

琉球船

琉球船模型

鎖国体制下も琉球国(沖縄)を経由して、海外の物資・文化などが薩摩藩に流入し続けていました。

仏狼機砲

仏狼機砲
(ふらんきほう)

島津家伝来の青銅砲である仏狼機砲。 仏狼機はヨーロッパ人をさすアラビア語の漢訳で、16世紀にこの種のヨーロッパ砲が中国に伝わった際、呼ばれるようになりました。古くからの海外交流を示すものです。

尚古集成館

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