会社全体の広報を担当する社長室広報課と、仙巌園の顧客のニーズを聞き出し、サービスや商品というアウトプットを出す仙巌園 マーケティング課を兼務しています。「広報」は様々な定義がされていますが、情報の受け手と会社をつなぐ役割です。コロナ禍で致し方なく休園を行った際も、報道関係者を通して県民の皆様に広く情報を発信しました。広報はそういった発信する攻めの広報もありますが、守りの広報であるリスク管理も並行して行っていますね。
マーケティング活動においては、日ごろから仙巌園に来園いただいているお客様に「より良い仙巌園」を形作っていくため、様々なことをヒアリングしています。「どんなイベントがあったら来ますか?」から「仙巌園で残念なことはありますか?」など、単純に形だけのインタビューではあまり意味を為さないので、お客様と膝を合わせとことん仙巌園について話をします。長い方では2時間も話したことがありますね。往々にして世間話などもすることはありますが、そういった一見関係の無さそうな話題に、仙巌園の未来を象る要素が含まれたりしています。お客様ご自身も気付かないお客様の消費行動や思考のクセなどにも、気を配り一定の傾向を導き出す作業です。これ以上話すと文字数が足りませんね。(笑)